ベンダー
English

ライブラリー

  • 2024/05/16

    銀行がクロスボーダー決済サービスの改善に向けた投資を行う理由は明白であり、その妥当性は増している。リテール部門ではこれまで送金に特化するプレーヤーが圧倒的に支配していたが、より包括的な送金への対応は新たな収益源を生む可能性がある。一部の銀行にとっては、既存の中小企業顧客をフィンテックや新…

  • 2024/05/09

    2024年は、リテールバンキング分野でテクノロジー活用に伴う多くの変化が起きるだろう。IT予算額は前年比で平均4.4%増加し、銀行によって投資計画と予算に大きなばらつきはあるものの、市場全体で共通するテーマもいくつか見られる。 まず、商品、サービスおよび顧客エクスペリエンスの重要性が改め…

  • 2024/03/28

    中小企業セグメントはリテールバンクにとって規模が大きく収益性も高い。しかしさまざまなチャレンジャー企業やフィンテック、ノンバンクが事業主に向け機能豊富なデジタルサービスを掲げて市場に参入してきており、競争が激しくなっている。こうしたプロバイダーはオープンバンキングによって銀行取引関係に付…

  • 2024/03/20

    組込型金融は今日業界で最も注目されている話題の1つだが、これにはもっともな理由がある。それは、組込型金融によって銀行は有機的成長よりもはるかに容易かつ低コストで新たな市場や顧客層にアクセスできることだ。ただし規模に関わらず、これを実現するには新たな機能や技術が必要となる。Standard…

  • 2024/01/31

    決済は、人工知能 (AI) 技術にとって特別な機会となる分野である。カード決済以外の決済処理は複雑であり、関連データも豊富であるため、この分野はAIの活用に適している。決済メッセージのデータを、顧客エクスペリエンスの向上や拡張サービスの提供につなげるというコンセプトは決済業界ではよく理解…

  • 2024/01/23

    電子マネー機関(EMI)は、欧州のフィンテック業界の成長において重要な役割を果たしており、今やシステム上重要な金融機関になりつつある。しかし、市場はここ18カ月ほどの間にいくつかの課題に直面し、現在はかなり厳しい状況にある。規制当局はEMIとその顧客に対し、安全性とレジリエンスを証明する…

  • 2023/11/22

    2023年に発生した経済ショックは収束したように見えるが、リテールバンクとその顧客にとっては、金融環境は楽観視できない状態が続いている。銀行にとっては、純利ざやから得られる望外利益は、より高い貯蓄金利を求めて資金を他行に移動する動きや、信用リスクの上昇を考慮しなければならない。一方顧客に…

  • 2023/10/26

    新型コロナのパンデミックで幕を開けた2020年代だが、長期にわたる超低金利の後の金利上昇が、2022年から23年にかけてのリテールバンキング業界の推進力となっている。金利上昇を受けて多くの市場では純金利収入が改善しているが、一部の市場 (特に米国) では、銀行が新たな資産・負債状況に対応…

  • 2023/10/02

    2023年のアジア太平洋地域におけるリテールバンクのIT支出は確実に増加している。この成長の背景にある具体的な要因は国や金融機関によって異なるものの、共通するテーマは、商品開発とアジリティ向上を実現する機能への投資が中心となっている。また、オンボーディングなどの主要分野における顧客エクス…

  • 2023/09/28

    欧州では依然として困難なマクロ経済環境が続いているが、2023年リテールバンクのIT支出は確実に増加した。背景にある主な要因は国や金融機関によって異なるが、注目されるテーマとして、コンプライアンスの維持、および変化する顧客ニーズに対応するために必要なアジリティの強化がある。また、デジタル…

  • 2023/09/27

    新型コロナのパンデミックで幕を開けた2020年代だが、長期間続いた超低金利が終わり、2022年から23年にかけての金利上昇がリテールバンキング業界の推進力となっている。金利上昇を受けて多くの市場では純金利収入が改善しているが、一部の市場 (特に米国) では、銀行が新たな資産・負債状況に直…