セレント新日本語インサイトシリーズ「テクノロジートレンド・プレバイザリー2023」を公開中
2023年の業界動向と優先課題 |ウェビナーシリーズ(日本語)
もうご覧頂けましたか?
2023年に金融業界の各セクターが注目すべきテクノロジートレンドを深く掘り下げた、業界別プレバイザリー・ウェビナー(日本語)を公開中です。
プレバイザリーとは?
この言葉は、プリビューとアドバイザーを組み合わせたセレントの造語で、金融サービスとテクノロジーを追求するお客様が注目すべき金融業界のテクノロジー・トレンドを示すものです。セレントは、お客様が注目すべきトレンドを特定し、優先順位をつけることができるよう、ノイズや誇大広告をふるいにかけます。また、お客様がビジネスの展望とテクノロジーの導入計画を策定するお手伝いをするために、意図的に前向きに考察します。このプレバイザリー・シリーズのウェビナーやレポートが、皆様の視野を広げ、新しいアイデアの発見、そしてイノベーションの契機となることを願っています。
業界別のハイライト(日本の金融業界が注目すべきビジネス課題とテクノロジー・トレンド)
(以下、好評公開中)
キャピタルマーケッツ
あらゆる環境は変化するが、キャピタルマーケッツ・テクノロジーの優先事項は不変
キャピタルマーケッツの事業環境は1年(または2年)で様相が一変します。特に市場取引、金利および規制の動向には著しい変化がみられます。それでも、柔軟性と機敏性の高い統合テクノロジーソリューションの構築が重要なカギであることは変わりありません。金利や取引のボラティリティ(上昇)からテレワーク(退潮)/オフィス回帰(隆盛)、取引活動/投資フロー(減少)またはESG(未確定)に至るまで、低コストと競争上の優位を維持するためにはテクノロジーが重要な役割を担っています。本ウェビナーでは、2023年の主なテクノロジートレンドについてセレントの見解を示します。(ウェビナーの視聴はこちらから)
ウェルスマネジメント
コネクティビティとコンバージェンスに向けて
セレントが2022年に示したウェルスマネジメント業界に関するビジョンの概要は2023年も変わっていません。それは、全ての顧客セグメント向けにオーダーメイドの顧客エクスペリエンスを幅広く提供して富の民主化を図りつつ、顧客エクスペリエンスの向上を目指すというものです。
ウェルスマネジメント業界はこうしたビジョンの実現に向け、融通の利かないレガシーシステムから拡張性のあるモジュール型のアーキテクチャやソリューションへの移行を進めています。そうした大規模なスタックのアンバンドル化により、業界では金融サービスプロバイダーとの接続が容易になり、これまでサイロ化していた商品・サービスの統合が可能になるといった変化が生まれています。2023年には、こうしたトランスフォーメーションの加速に必要なAI、データマネジメント、API接続、顧客エンゲージメントツール、デジタル技術、クラウドなどのテクノロジーについてより詳しいリサーチを行っていきます。(ウェビナーの視聴はこちらから)
リスクマネジメント
新たなリスクへ対処するイノベーションの手段
パンデミック発生後も、立て続けに地政学的および経済的な逆風が吹くなか、リスク機能のレジリエンスとアジリティを高める必要性が浮き彫りとなっています。その一方で、デジタル資産やESG関連の新たなビジネスチャンスが生まれるのに伴い、これまでにないリスクも発生しています。セレントは、金融機関がそれらのリスクに対処しつつビジネス価値を向上する上で必要なイノベーションの手段(AI、ビッグデータ、API、クラウド、レグテックなど)について検証します。(ウェビナーの視聴はこちらから)
コーポレートバンキング
顧客関係の深化を通じてマクロ経済ベースのストレスに対処する
世界中の市場は地政学および経済の潮流がもたらすショックにさらされています。サプライチェーンの停滞、インフレの加速、金利上昇が進むなか、事業規模にかかわらずあらゆる企業がこの先に待ち受ける困難に直面しています。企業はそうした荒波を乗り越えるための信頼できるアドバイザーとしてこれまで以上に銀行への期待を強める一方、より慎重なアプローチで銀行との関係構築を図るとみられます。そのため、市場の不確実性が高まる中で銀行間の競争はより激化する見通しです。銀行にとっては、顧客へのサポートを維持しつつ、いかに差別化に向けた投資を行うかがカギとなるでしょう。
そこで大手銀行は、顧客エンゲージメントの最適化、イノベーティブかつインテリジェントなトレジャリーソリューションの提供、データ/アナリティクスの活用、決済機能の拡充などを通じて顧客との関係深化を目指すとみられます。こうした野心的目標の達成に向け、プラットフォーム近代化への投資、データ管理戦略の策定、パートナーエコシステムの拡大を継続するでしょう。このセッションでは、コーポレートバンキングにおける2023年の主要なテクノロジートレンドと重要課題に関するセレントの見解を紹介します。(ウェビナーの視聴はこちらから)
リテールバンキング
顧客が必要とするタイミングでサービスを提供する
歴史的にみても高水準にあるインフレ率とエネルギー価格、金利上昇、地政学的および経済的な不透明性が続くなか、主要国の消費者はこの先の苦境を覚悟しています。こうした難局にあって、リテールバンクが新規・既存を問わずあらゆる顧客が本当に必要とするサービスを提供するにはどうすればよいでしょうか。顧客へのエンゲージメント、オープンエコシステムへの参加、イノベーションの推進、デジタルトランスフォーメーションの継続に向けた最善のアプローチを模索する銀行にとって、2023年は何がIT投資の最優先分野となるでしょうか。(ウェビナーの視聴はこちらから)
生命保険
生命保険のバリューチェーンにイノベーションを導入する
保険各社はインフレ率と金利の上昇、迫り来る景気後退の脅威、サプライチェーンの混乱、気候問題、地政学的な激変、人材不足、インシュアテックからの攻勢といった新たな課題に備えた体制作りを進めつつあります。
このセッションでは顧客エクスペリエンス、重要性を増すデータおよびデータアナリティクス、自動化によるプロセス最適化、イノベーション、インシュアテックのエコシステムといったトランスフォーメーションの手段を取り上げ、検証します。(ウェビナーの視聴はこちらから)
損害保険
不透明な事業環境下での損害保険とテクノロジーの役割
全世界を覆う景気停滞感は、インフレ高進と世界的なコロナ禍の余波によるところが大きいでしょう。保険会社にとって、不透明な現状を打破するための体制確保の重要性はここ数年でさらに増したと言えるでしょう。保険会社が収益性の向上、業務の効率化と競争力の強化を実現するための最良アプローチの1つは、新興テクノロジーと成熟したテクノロジーの両方を適切に活用することです。このウェビナーでは、現在最も大きな影響力を持つテクノロジーをいくつか取り上げ、保険会社が直面するであろう問題に対処するための組織体制の強化に役立つタイムリーな戦略を提示します。(ウェビナーの視聴はこちらから)
医療保険
医療保険会社にとっての革新の機会
混迷の時代には革新的なソリューションが生まれる傾向があります。医療保険会社は特にパンデミック下にあって、厳しい経営環境から抜け出せずにいます。最新テクノロジーの導入は、より対処可能な環境整備への道を開くカギとなるでしょう。
このセッションでは、この分野における2023年IT投資の重要事項に焦点を当てる予定です。そのうち優先順位が最も高いのは顧客エンゲージメントの向上で、老朽化が進むバックオフィスシステムの刷新も引き続き優先度の高い事項です。いずれも根底にあるのは、近代的なマシンラーニングとAIを活用したデータを重視する姿勢です。来年も大型投資が続くとみられ、セレントは引き続き市場動向を注視していく方針です。(ウェビナーの視聴はこちらから)
昨年のオンデマンド(日本語版)はこちらから https://www.celent.com/ja/insights/861662091