セレント新レポートシリーズ 「テクノロジートレンド・プレバイザリー・シリーズ」
2022年の業界動向と優先課題 |日本語ウェビナーシリーズ
2022年に金融業界の各セクターが注目すべきテクノロジートレンドを深く掘り下げた、業界別プレバイザリー・レポートとウェビナーをもうご覧になりましたか?
興味深いことに、これらのリサーチには共通のテーマがあり、それは「顧客エンゲージメント(Customer Engagement:顧客との関係性の構築)」の重要性を強調しています。
優れた顧客エンゲージメントを支える4つの共通テーマ:
- テクノロジー・トランスフォーメーション・ツールキット
- 従業員/ エージェント/ アドバイザーのエンパワーメント
- エコシステムとパートナーシップ
- AI/ データ/ アナリティクス
何故、これらの共通テーマが重要なのでしょうか。
第一に、多くの企業は同じ最終顧客、つまり同じ人を相手にしている。金融機関の顧客は必然的に、アマゾンやアップルだけでなく、他の金融機関とも、新規の口座開設や保険金の請求、オンライントレーディングなど、その金融サービス経験を比較することになります。多くの金融機関が顧客エンゲージメントの向上に注力する背景には、個々の金融機関が感じている競争圧力があります。提供する顧客体験こそが顧客の購買意欲を高める差別化の重要な要素となるとの認識から、各社は金融商品・サービスの融合と顧客経験の革新を加速しています。
第二に、多くのテクノロジー・プロバイダーは、様々な金融機関にサービスを提供しています。この4つの共通テーマに連動したテクノロジー分野に注力することで、個々の企業(金融機関もテクノロジーベンダーも)はテクノロジー・パートナーから提供される業界横断的な学習の成果を活用する機会に恵まれます。
そして第三に、どの金融機関も、もはやその技術開発を単独ではやり遂げることができないこと。実際、パートナー契約を締結した企業間では、それまでの第三者契約を不承不承結ぶだけの企業よりもはるかに幅広いアセットにアクセスすることができるようになります。上手にパートナーシップを組むことは今や金融機関にとってもテクノロジーベンダーにとっても重要なスキルであり、実践とその繰り返しによってのみ上達するものです。この9年前のセレントレポート「銀行は孤島たりえない」では、金融サービスのエコシステムに積極的に参加することの重要性を説いています。今日、組み込み型金融の台頭により、エコシステムとの共存、他者とうまく付き合うことがこれまで以上に重要になっています。
本レポート及びウェビナーは、2022年に向けた金融ビジネスの主要テーマと金融テクノロジーの優先課題について、セレントアナリストによるガイダンスと対応策の議論です。セレントの新レポートシリーズ「プレバイザリー(Previsory: Pre-viewとAd-visoryを組み合わせた造語)シリーズ」を日本語で解説します。
セレント新レポートシリーズ 「テクノロジートレンド・プレバイザリー・シリーズ」
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