年金リスク移転市場への進出に成功したLGA社の100日プロジェクト
2016/09/27
モハメッド・マハフーズ
Abstract
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | LGA社はどのような市場に進出しようとしたか? |
2 |
どのようなプロセスで決断を下したか? |
3 | どのような結果を出したか? |
Legal & General America (LGA) は、米国の年金リスク移転(PRT)市場に大々的に参入しました。同社は業務処理を担うパートナー探しを行っていましたが、セレントの助言もあり、傘下の米生命保険システム会社の内部に処理部門を設ける勇断を下しました。本レポートは、同社が積極的に取り組んだこの100日プロジェクトについて当事者の目から報告しています。
「我々は構築の初期段階から関わる特別な機会を得ることができましたが、短期間で成果を上げたすばらしい例と言えるでしょう」と保険プラクティスのリサーチディレクター、トム・スケールズは述べています。
同社のプロジェクトは大成功を果たしましたが、成功の陰には社内の全部門から結集したチームの力がありました。具体的には、IT部門からオペレーション、営業、さらには経営幹部に至るチーム全体がプロジェクトに積極的に関与し、既存の業務およびテクノロジーインフラを活用することでプロジェクトの進行を加速させ、極めて短期間で稼働を成功させるに至りました。
「チーム全体として目的意識が明確で、最高幹部を含む全てのメンバーがいつでも喜んでサポートする態勢をとっていました」とアナリストのモハメッド・マハフーズはコメントしています。