生命保険におけるシステムインテグレータの利用状況
2017/01/09
Celent has released a new report titled Systems Integrators in Life/Annuity: How Are They Used?The report was written by Tom Scales, a Research Director with Celent's Insurance practice.
Abstract
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | システムインテグレータの利用に関する一般的な見解とは? |
2 |
実際にシステムインテグレータを利用してみてどうであったか? |
3 | これらは今後変化するとみられるか? |
保険契約管理システムの導入は複雑でコストと時間のかかる作業です。本レポートは、生命・年金保険向け契約管理システムの導入時におけるシステムインテグレータの利用状況について詳しく調査しました。
システムインテグレータの利用については、保険会社の見解にばらつきが見られました。システムインテグレータの利用が定着している損害保険分野に比べ、生命・年金保険分野では顕著なトレンドは見られませんでした。ただ実際には、調査対象となった保険会社は極めて前向きに取り組んでおり、それをシステムインテグレータがリードし、またサポートしています。ベンダーは機能の拡充を求められ、保険会社側にはコストを抑制したい意向があることから、今後はシステムインテグレータの利用がさらに広がると予想されます。
「保険会社の見解に差があったのは興味深い結果でした。システムインテグレータを利用したことのある保険会社は高い満足度を示していたのに対し、利用の必要性を感じないとする回答も多く見られました。」
「保険会社がコスト抑制姿勢を維持するなか、システムインテグレータはユビキタスな対応を強化するでしょう。設定やテストの実施といった特定の分野に利用範囲を絞る傾向が強まる可能性があるからです」と保険プラクティスのリサーチ・ディレクター、トム・スケールズは述べています。