メインフレームベースの保険コアシステム:忘却の彼方に?
2015/09/09
ジェームス・オニール
Abstract
保険業界におけるメインフレームの今後の動向を予測します。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | 自動車業界はどうやって進化してきたか? |
2 |
その経緯が、なぜ保険向けシステム業界に意味を持つのか? |
3 | 将来はどうなるのだろうか? |
本レポートでは、保険業界におけるテクノロジーの歴史と今後求められる変化について、自動車のデザインや構造の変化をユニークな視点で捉え、それらとの共通点を指摘しつつ考察します。
セレントはメインフレームの持つ能力を取り上げる一方、メインフレームの環境では将来に備えた体制が整いにくいと考えます。また、進化の過程について説明し、保険業界が競争力を維持しつつ顧客のニーズに対応していく上で、既存のテクノロジーの方向転換をいかに図っていくかを論じています。
「保険業界はメインフレームへの依存度が高く、顧客が求める手法によるセールスやサービスの提供ができなくなっています。そのため、金融の他の分野に大きく後れを取っているのが現状です」と、セレント保険プラクティスのリサーチディレクターでレポートの共著者であるトム・スケールズは述べています。
「この業界にはビジネスチャンスがあり、現状に固執していては新規参入者からの攻勢にさらされるだけです。銀行業界も同様の状況に置かれているものの、保険業界の出遅れが目立っています」とシニアアナリストでレポートを共同執筆したジェームス・オニールは指摘しています。
本レポートは9図を含む34ページから構成されています。