保険業界におけるクラウドサービス活用:入門編
2015/01/29
ジェームス・オニール
Abstract
クラウドコンピューティングほどよく知られ、また誤解されているテクノロジーはないかもしれません。経営幹部の間で、ウォール街のアナリストの間で、あるいは保険関連システムベンダーの中で使われるテクノロジー用語のうち、最も多く登場するのは「クラウドサービス」ではないでしょうか。にもかかわらずこの用語の定義は非常に曖昧であり、その基本的概念についてもユーザーやベンダーによって解釈が大きく異なるようです。
そのような事実を踏まえ、セレントは金融サービス業界におけるクラウドコンピューティングのビジネスチャンスとベストプラクティスに焦点をあてたレポートシリーズを発行します。第一弾となる本レポートは、保険会社がクラウドサービスを活用する際、そのベースとなるテクノロジーやビジネスモデル、可能性とリスクについて理解を深める入門編です。
「保険業界においてクラウドコンピューティングは膨大な可能性を秘めています。コンピューターを組み合わせることで、消費する電力を抑え、可変性を持たせることができ、コスト面での利点は大きいと言えます。次のステップでは、保険契約管理など幅広い機能を扱うソフトウエアベンダー達が参入してくるでしょう。我々は引き続きこのトレンドを観察していく所存です」と、セレントの生命保険プラクティスのリサーチディレクターで本レポートの共同著者であるトム・スケールズは述べています。
本レポートは38p、6図と2表で構成されています。