保険会社CIOの優先事項
7 February 2021
Eiichiro Yanagawa
ビジネスとテクノロジーのゴールはどう変わったか?
【セレントサーベイ】2021年保険会社CIOの優先事項
セレントは、金融業界における各種の動向調査を定期的に行っています。今回のサーベイでは、保険会社のIT計画における優先事項を調査します。
質問項目は10問で、ご回答は5分程で完了します。ご回答内容は全て統計的に集計したうえで、弊社調査レポートへ反映致します。調査結果をレポートに記載する際には、個人や個社を特定可能な情報を一切公開致しません。調査にご協力頂いた方には、後日調査結果の概要レポートを提供致します。貴社のお取り組みをお聞かせ下さい。
オンラインでのご参加はこちらから:セレントサーベイ - 2021年保険会社CIOの優先事項
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保険業界にとっても2020年はまさにディスラプティブな年でした。パンデミックは保険会社にプロセスのデジタル化への取り組みを強いたと言えます。2021年は未だ通常業務への復帰の可能性に疑問が残る状況ですが、グローバルな保険会社はやや楽観的な展望を堅持しているように見えます。多くの保険会社CIOにとって、2021年のIT投資計画に影響を与える主要な事業目標は「成長と顧客維持」でした。
セレントは毎年、EMEA(欧州/ 中東/ アフリカ)、北米、中南米、そしてAPAC(アジア太平洋地域)の保険会社CIOを対象にIT投資の優先事項を調査しています。今回のグローバル調査は、2020年12月から2021年1月にかけて実施、以下のトピックをカバーしています。
- ビジネスとテクノロジーの優先事項:グローバル保険会社は、事業成長と顧客維持、規制要件、プロセスの自動化といったビジネスゴールをIT投資の優先事項としている。
- IT予算:各国の保険会社は2021年にIT予算が増加すると予測。
- COVIDの影響:すでに多くの保険会社は通常通りの業務を行っており、ほとんどのCIOは2021年には通常業務への完全復帰を展望している。
- アナリティクスと人口知能 (AI):データ、アナリティクス、AIは引き続きホットなトピックである。保険会社は保険金請求に焦点を当てたNLP、不正検知、画像認識に優先的に取り組んでいる。
- アプリケーションポートフォリオの優先分野:保険会社は、顧客や代理店のポータルに加え、アナリティクスやAIにも力を入れている。
- クラウド:保険会社CIOは、主にフロントエンドシステムと開発環境を中心にクラウドの導入を拡大する計画であり、コアバックエンドシステムへのクラウド導入も展望している。損害保険会社は生命保険会社よりもシステム運用の現代化を主眼としたクラウド技術の採用を優先している。
- サイバーセキュリティ:グローバルベースで保険会社CIOのサイバーセキュリティへの関心が高まっている。サイバーアタックの脅威を軽減するためのテクノロジーにより多くのIT予算が投入される見込みである。
グローバル保険会社サーベイ結果はこちらから:
- 2021年生命保険会社の最優先テクノロジー
- 2021年損害保険会社の最優先テクノロジー
- 2021年欧州・中東・アフリカにおけるビジネスとITの優先順位: 生命/ 医療保険編
- 2021年欧州・中東・アフリカにおけるビジネスとITの優先順位: 損害保険編
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【セレントサーベイ】2021年保険会社CIOの優先事項
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