セレントモデルバンク2017:AIエージェント:Alior Bank
2017/04/03
Abstract
セレントモデルバンクアワード:個人顧客向けエマージングテクノロジー部門受賞:
AIエージェント:Alior Bank
2017年セレントモデルバンクの個人顧客向けエマージングテクノロジー部門はポーランドのAlior Bankが受賞しました。同行のAIエージェント「Dronn」は顧客と会話をし、また、特定のケースでは個人的な会話を通じて顧客をガイドします。
人工知能(AI)エンジンが駆動する音声ベースのユーザーインターフェースが、銀行の顧客サービスにとって重要なチャネルとなる日も近いでしょう。
DronnシステムはAI、自然言語処理(NLP)、自動音声認識(ASR)、意味解析、音声合成(テキスト音声合成:TTS)といった複数のエマージングテクノロジーを組み合わせ、顧客と自然に会話できるバーチャルエージェントを提供するものです。
音声インターフェースと音声認証を組み合わせることで、シームレスに顧客の認証を行うことが可能になりました。Dronnは音声認証テクノロジーのVoicePINと互換性があり、同行は将来的にこれらのシステムを完全に統合し、安全でユーザーにとって使い勝手のよい単一の環境を構築する計画です。
「Alior Bankは、テクノロジーを有効活用できる単純なユースケースを慎重に選び、Dronnに担当させました。これまでの成果は目を見張るものがあり、顧客や社員からも良好なフィードバックを得ています。また、テクノロジーのテストを小規模にとどめ、早期に成果を出すことで、より複雑なユースケースへと発展させやすい状況を作っています」と銀行プラクティスのシニア・アナリストのジルビナス・バレイシスは述べています。