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ウォッチリストフィルタリングソリューションのベンダー評価

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2013/04/17

Abstract


マネーロンダリング防止規制やテロ資金供与防止規制への準拠をめざす金融機関にとって、ウォッチリストへの対応は最も重要な分野の1つになっています。

セレントは、ウォッチリストフィルタリングソリューションを手がける16のベンダーを取り上げ、「ABCDベンダービュー」に基づいてそのソリューションを評価しました。また、そのうち4社に「XCelent Awards」を授与しました。このレポートは、顧客審査とペイメントスクリーニングの両面においてウォッチリストソリューションの機能を評価する際に、金融機関に役立つ内容を提供するものです。

ウォッチリストへの対応は複雑さを増し、それに応じて、テクノロジーも進化を続けています。ベンダーは、ソリューションの拡張性、ルールおよび分析機能(自己学習型のアルゴリズムを含む)、警告/事件探査のワークフロー、自動化などの面で自社のソリューションを強化しています。

「ウォッチリストへの対応を迫られる金融機関の業務は、ますます複雑化しています。コンプライアンス部門は、次々に導入される新規制への対応を迫られています。規制対応だけでなく、もちろん金融機関自身としても、ウォッチリストをめぐる業務の効率化を図っています」と、セレントアジア地域のシニアバイスプレジデントでレポートを執筆したニール・カタコフは述べています。

セレントの「ABCDベンダービュー」は、①テクノロジーの先進性②機能の幅③顧客基盤④顧客サービスの充実度―の4つのカテゴリーごとに、市場における各ベンダーの相対的なポジションを図表化する標準ツールです。

本レポートは、アンチマネーロンダリング(AML)システム市場の現状に関する一連のレポートの第3弾です。このシリーズでは、他に以下のレポートを発行しています。

  • 2011年 アンチマネーロンダリングの最新動向:50を超える金融機関のコンプライアンス部門を対象にAMLについて独自に調査した結果をまとめたレポートで、AML業務とそのコストを比較し、AMLおよび不正防止をめぐる重要課題を検証し、AMLシステムのトレンドを分析しています。
  • マネーロンダリングおよび詐欺防止ソリューション:全社ベースのコンプライアンスに対応するベンダー: エンド・ツー・エンド型のAML/不正防止ソリューションを提供するプロバイダー22社を取り上げ、「ABCDベンダービュー」でこれらを比較・評価しています。
  • AMLシステムの専門プロバイダーに関するレポート(発行予定): 最先端のAMLシステムをめぐる課題の概要を示し、複数の専門ベンダーを紹介します。なお、ベンダーによって参入分野が異なるため、「ABCDベンダービュー」による比較・評価は行いません。

本レポートは94p、30図と16表で構成されています。