リテールバンキングのコアバンキングシステム: グローバル編

従来は動きが鈍く、地味な市場であったコアバンキングプラットフォームは、ここ5～10年の間に長期的な変革に向けた取り組みの重要なピースの1つとして浮上している。テクノロジーによる改造により、銀行は本格的なコアシステムのリプレースを回避することができたが、一部の金融機関は限界に達している。デジタルエンゲージメントやその他の新たなバンキング手法（オープンファイナンスなど）の台頭により、レガシープラットフォームの性能にストレスがかかる一方、レガシーコアシステムの維持にかかるコスト負担はますます増大している。一部の金融機関にとっては、今こそ変革の時だ。

本レポートでは、現在市場で販売されている主なプラットフォームについて詳しく紹介し、金融機関が既存のコアプラットフォーム市場についてより深く理解するサポートをしている。各プラットフォームのプロフィールでは、市場に比べて優れている機能や改善すべき点などについての情報を提供している。本レポートでは、複数の国や地域に顧客を持ち、過去10年以内に開発されたことのないコアバンキングプラットフォームを取り上げている。