2009年米国保険会社のCIO調査:プレッシャー、プライオリティ、プラクティス
2009/01/29
クレイグ・ウェバー
Abstract
(このレポートは2008年1月29日に"2009 US Insurance CIO Survey: Pressures, Priorities, and Practices"英文で発表しましたが、日本語版を2009年5月19日に発行しました。)
セレントは世界的な金融危機の影響が保険業界に及び始めた2008年10月から11月にかけて、米国保険会社を対象に第6回CIO調査を実施しました。調査結果からは、保険業界が危機的状況にも動揺することなく堅実な経営を維持していることがうかがえます。
セレントの最新レポート「2009年米国保険会社のCIO調査:プレッシャー、プライオリティ、プラクティス」は、損害保険および生命保険会社のCIO調査で明らかになったビジネス上の問題やIT上の優先課題をまとめています。また、新規プロジェクトへの経営資源の配分、IT予算の前年比較、今後3年間のテクノロジープラットフォームの発展見通しについても取り上げています。
「今回の調査は世の中が混乱し、不透明な状況にある中で終了しましたが、全体的な調査結果をみる限り保険会社のCIOが堅実かつ慎重なスタンスを維持していることがうかがえます」と述べるのはセレント保険プラクティスのシニアバイスプレジデントでレポートの共同執筆者であるクレイグ・ウェーバーです。
「今回の調査は、調査結果に表れなかった部分に最も注目すべき点があります。調査結果にはIT予算の大幅な削減、予定されていたプロジェクトの遅れ、大規模なプラットフォームの変更などは表れていません。前回の調査と結果はほとんど変わっていません」とシニアアナリストで共同執筆者のドナルド・ライトは指摘します。
本レポートは27図と1表を含む38ページから構成されています。