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2013年 中南米保険業界のソフトウェア導入動向:生保

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2013/05/29

Abstract


成長著しい中南米の保険市場で主にベンダーソフトウェアを導入しているのは、総合的な管理システムを持つ比較的小規模な保険会社です。

セレントは今回初めて、中南米における保険ソフトウェアの導入動向を分析しました。2011年および12年の全ての契約案件を詳しくみると、最も成約件数が多かったのはコアプロセッシングソリューションで、販売業務のソリューションはわずかな割合にとどまっています。

調査対象期間に成約した案件のうち90%は、エンド・ツー・エンド・ソリューションが占めています。これらを購入した保険会社の多くは、総合的な機能を備えた単一ベンダーの製品を探していた中小の保険会社であることから、この結果は当然といえるでしょう。ベンダーから得た情報によると、これらの保険会社が導入したエンド・ツー・エンド・ソリューションは、POSシステム、データ分析、代理店管理システムの機能や財務・会計ツールなど20を超える様々な機能を備えています。

「生命保険分野の導入案件データには、コアシステム更新に関連した投資の動きが明確に反映されています。保険会社はインフラ全体の強固な基盤となるシステムを求めており、コアシステムの構築を戦略の柱に据えています」と、保険グループのシニアアナリストでレポートを共同執筆したホアン・マツィーニは述べています。

「保険分野のソフトウェアベンダーにとって、中南米は急成長市場となっています。この市場では、幅広い機能を備えた優れたシステムを提供できるベンダーがますます勢いを増しています」と、アナリストでレポートの共同執筆者であるカレン・モンクスは指摘しています。

レポートでは、保険会社の規模、契約タイプ、4つの主要カテゴリー(コアプロセッシング、販売、インフラおよび財務、文書/コンテンツ管理)と複数のサブカテゴリーに基づいて契約案件を分類しています。また、ベンダーから入手したデータをもとに、セレント独自の指数「Celent Traction Index」を構成するベンダーを選定しました。同指数は、中南米の保険分野でどのベンダーが成功を収めているかを示すものです。

本レポートは20p、12図と4表で構成されています。