2017年 世界の保険業界のIT投資動向【抄訳版】
2017/04/05
Abstract
本レポートは地域による保険会社のIT投資パターンを分析し、保険料の伸び率に基づきIT予算の規模を推定し、テクノロジーが戦略的および業務上のトレンドに及ぼす影響を予測します。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | 2017年世界の保険会社のIT投資計画は? |
2 |
セレントの予測するIT投資のトレンドは? |
3 | 地域によってIT予算と投資計画にどのような違いがあるか? |
セレントがIT投資額の対保険料収入比率をもとに推計したところ、世界の保険会社のIT投資額は2017年末までに1,848億ドルに達する見通しです。デジタル化、データアナリティクス、レガシーおよびエコシステムのトランスフォーメーションという3つの重要トレンドが引き続き投資を左右しています。保険市場の成熟度は地域によって違いが見られ、新興市場では、新たなプラットフォームの購入や販売をサポートするシステムに積極的に投資を集中させる傾向が続き、一方、より成熟した市場では、デジタル化と現代化が主なテーマとなっています。
「今年は、世界の一部の市場でIT投資がやや減少しています。全体として、成熟度の高い市場では効率化による成果を求められる状況が続いています。IT投資のテーマはデジタル化、さらにはアナリティクスに集中する傾向がみられ、販売部門のフロントエンド業務がその中心となっています」とシニア・バイス・プレジデントのジェイミー・マクレガーは述べています。