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金融テクノロジーからフィンテックへ:キャピタルマーケッツにおける最新トレンド【抄訳版】

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2016/09/27

Abstract

(英文レポート"From Financial Technology to Fintech: Trends in Capital Markets"の重要部分を抽出し翻訳しました。)

KEY RESEARCH QUESTIONS
1 キャピタルマーケッツにおけるフィンテック(FintechCM)は他とどこが違うのか?

2

キャピタルマーケッツに参加する金融機関はフィンテックにどのように取り組んでいるか?
3

ディスラプションをもたらす主なトレンドおよびテクノロジーは何か?

レポートは、フィンテック企業が証券の発行、取引、オペレーションに新たなビジネスモデルと革新的なテクノロジーを導入し、資本市場のバリューチェーン全体にディスラプションをもたらしている現状を明らかにします。
フィンテックが資本市場にもたらすディスラプションは、金融サービスの他の分野(レンディングや決済など)とは異なる経路を通じて広がっています。それは、セルサイド、バイサイド、取引所および規制当局の関係が劇的に変化する中で、レガシーシステムの再配置を目指す動きであるからです。

資本市場に参加する金融機関はフィンテックがバンキングや小売業者に及ぼす影響を目の当たりにし、それとは異なるフィンテックのビジネスモデルやディスラプティブなテクノロジーの採用に積極的かつ協調的に取り組んできました。

資本市場では、拡大し続けるあらゆる形式のデータを管理し、理解することが重要な業務になっています。ビジネスモデルがアナログからデジタルへと移行するなか、それを適切かつ有効に活用するためにはデータの収集、分類、分析および解明が欠かせません。

「FintechCMを手掛ける企業は大きく2つにわけられます。①他の分野で成功したテクノロジーやビジネスモデルを擁するテクノロジーのディスラプターと、②自動化、データの有効利用によって難題を解決するポイントソリューションを手掛けるフィンテック企業です。

世界的な金融危機の余波を受け、対応が追いつかないほど速いペースで様々な課題が発生しています。こうした状況は、FintechCMを手掛ける企業にとって大きなビジネスチャンスといえるでしょう。これらの企業はRegTech、InvestmentTech、Alt-Data、人口知能、分散型帳簿テクノロジーなど多様なテクノロジーで、既存のビジネスモデルを塗り替え、市場参加者と提携してより強力な市場システムを構築できるからです」と証券プラクティスのリサーチ・ディレクターであるブラッド・ベイリーは指摘しています。