セレントモデルインシュアラー 2017:デジタルおよびオムニチャネル
2017/04/03
Abstract
本レポートでは、優れたデジタル戦略を策定してコスト削減、サイクルタイムの短縮、顧客経験の向上を実現した生命保険会社の事例を3つ紹介しています。
2017年セレントモデルインシュアラーのデジタルおよびオムニチャネル部門の受賞者は、全て生命保険会社が占めました。
アワードでは、推薦された保険会社の中から、テクノロジーの導入および利用に関するベストプラクティスを、「デジタル」「データ/アナリティクス」「イノベーション」「レガシーのトランスフォーメーション」といったカテゴリー別に評価し、最も効果的に実践した保険会社をモデルインシュアラーに選出します。
レポートでは、ベストプラクティスの事例や予想された成果の全てをリストにして紹介することはしませんが、業界スタンダードの採用、インフラの最適化、将来の再利用計画、自動化、STP、システム統合など、ITプロジェクトの成功に欠かせない共通のベストプラクティスを特定します。
ビジネスで成果を出すためには従来のやり方を続けるのではなく、デジタルによるイノベーションを目指すべきでしょう。
「これまで生命保険業界は、全体としてデジタルテクノロジーを業務で活用することについて必ずしも積極的ではないと言われることがありました。しかし、この分野の2017年モデルインシュアラーの受賞者が3社とも生命保険会社となったことは、単なる偶然ではないと考えます。これら3つの受賞プロジェクトは、生命保険業界がそうした遅れを急速に取り戻していることを示しています」とセレントのリサーチ・ディレクターでレポートを執筆したドナルド・ライトは述べています。