2014年 北米保険業界のソフトウェア導入動向:生保
2014/07/11
マイク・フィッツジェラルド
Abstract
北米生保業界におけるソフトウェア導入件数はセールス/販売システムへの投資拡大に伴い増加しています。
「2014年 北米保険業界のソフトウェア導入動向:生保」では、北米地域に参入しているソフトウェアベンダーから入手した契約データを分析しています。2012年および2013年の契約はカテゴリーは様々であるものの、全体としては鈍化した成長を脱し、保険ソフトウェアへの投資は増加しています。2013年の取引は2012年よりも増加し、過去2年間の結果を同様に比較すると、ほとんどのベンダーの取引量が2ケタの伸びを示しています。
本レポートは、取引活動を保険会社の規模、取引の種類、システムのカテゴリー(コアシステム、販売、インフラおよび財務、ドキュメント/コンテンツ管理)、およびより細かなカテゴリーに分類し分析しています。取引傾向に関する過去のデータに照らし合わせ長期的傾向を予測し、カテゴリーごとに優れたベンダーを特定しています。また、保険業界での成功の指標となるセレント・トラクション指標においてベンダーを評価しています。
「販売システムへの投資の増加が明らかに契約データから読み取れ、保険会社が成長戦略に焦点をあわせていることがわかります」と、セレントの保険グループのシニアアナリストであり本レポートの共同著者であるマイク・フィッツジェラルドは述べています。
「契約件数は72%増加しています。過去のレポートでも取り上げたベテランベンダーは、既存顧客にに対して新商品を効果的に販売しており、新規顧客の獲得にも成功しています」と、セレントの保険グループのアナリストであり本レポートの共同著者である カレン・モンクスは述べています。