中小企業向けデジタルバンキングプラットフォーム:北米 中堅・大手銀行向けソリューション
2022年 xCelent Awards:VendorMatchを活用した評価
Abstract
中小企業分野に陽が差してきた。中小企業庁事務局の新しいデータによると、中小企業の数は2020年から7%増加し、3320万社に上った。セレント・リサーチによると、中小企業向け融資は13%増加した(2019-2021 CAGR)。優れたデジタルエンゲージメントによって、これらの新しいビジネスを獲得する競争が進行している。
中小企業エンゲージメントのデジタル化は、この2年間で大きく進展した。コモディティ化が進む一方で、銀行にはまだ差別化の余地があるとセレントは見ている。セレントは、デジタル化を推進する銀行のために、地域金融機関にサービスを提供している中小企業向けデジタルバンキングプラットフォームのベンダーを対象に、ロバストベンダー分析を実施した。
金融機関がベンダーの状況をよりよく理解し、ベンダーを比較できるようにするため、セレントはAdvanced Technology (先端技術)、Breadth of Functionality (幅広い機能) Customer Base and Support (顧客基盤とサポート」の3つの側面からベンダーを評価・表彰するABCメソッドを開発した。ABCメソッドは、これらの重要な意思決定要素について比類のない評価を行い、ベンダーを格付けする。下図は、A、B、Cの各次元で本レポートの対象となるベンダーを並べたものである。
本レポートでは、セレントが提供するVendorMatchを利用して各ベンダーから広範なRFI情報を収集し、以下13のベンダーと14のソリューションについて評価している。
Access Softek, Alogent, Apiture, Bottomline Technologies (partial analysis), CSI, Dragonfly Financial Technologies, Finastra, FIS, Fiserv (Architect and Corillian/Mobiliti), Narmi, NCR, Q2, and TCS