2010年セレントモデルバンク:銀行のテクノロジー有効利用に関するケーススタディ
Abstract
セレントの「モデルバンク」レポートは、銀行が進めている18のテクノロジープロジェクトを「モデルバンクのコンポーネント」として紹介しています。
モデルバンク調査の目的は、「銀行が全ての業務を最新のテクノロジーで最適化した場合、どうなるか」という一見単純な疑問に対する答えを示すことにありました。もちろん、これはそれほど単純な質問ではありません。「全て」や「最適化」という言葉は銀行の規模、業務および商品ラインの複雑さ、既存のテクノロジー基盤などによって意味が大きく異なるからです。
「理論上の『モデルバンク』が採用すると思われるテクノロジーの利用に関するベストプラクティスを示すことが目的です」とセレント銀行プラクティスのシニアアナリストでレポートを執筆したジェイコブ・イエーガーは述べています。レポートで取り上げた実例は、インフラおよびアーキテクチャから商品の開発、マーケティング/販売、販売チャネルの管理、取引処理、融資手続、顧客サービス/サポート、セキュリティおよびリスク管理、ヘルスケアバンキングに至る幅広い範囲に及んでいます。
「もちろん、モデルバンクは1つに限定される訳ではありません。どの銀行もテクノロジーに関しては成功と失敗を経験しています。そのため、我々はテクノロジーを有効利用している銀行の実例をできる限り多く集めました。レポートでは、理論上のモデルバンクが採用するITシステムの実践手法を構成する要素として、これらのケーススタディを紹介しています」とアナリストで共同執筆者のラジェシュ M Rは述べています。
モデルバンクのケーススタディのほぼ全てについて、ビジネスドライバー、テクノロジー環境、成功指標などを簡単にまとめています。
2010年モデルバンク・コンポーネント |
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各モデルバンクは、2010年5月13日ニューヨークのWestin Times Squareでセレントが開催する「Innovation and Insight Day」で表彰されます。
セレントは、2011年のレポート発行に向けて今後も実例を収集していく予定です。2011年のモデルバンク候補はこちらにて募集中です。 42ページから成る本レポートの目次はオンラインでご覧になれます。
このレポートは42ページで構成されています。