指標の設定:生命保険会社の新規事業に関する主要指標
2007/01/05
クレイグ・ウェバー
Abstract
保険会社のビジネス戦略評価には、単位原価、人員配置、サイクルタイムのベンチマークが有効となります。
大部分の生命保険会社にとって、新規商品の業務プロセスやコストを評価する独自指標を策定することは極めて困難な作業です。しかし、保険会社が自社の競争力を評価する方法としては、競合他社とこれらのデータで比較する以外ないのが現状です。
「競争力を維持したい保険会社にとって、ベンチマークデータは必要不可欠です」と語るのは、セレントのシニアアナリストで最新レポート「指標の設定:生命保険会社の新規事業に関する主要指標」を執筆したクレイグ・ウェーバーです。「新規商品の単位原価、人員配置傾向、サイクルタイムを把握することで、類似商品やサービスを持つ競合他社に対して、競争上の優位を保つことができます。」
ウェーバーは、多くの保険会社にとって、引受け要件は特に重視すべき分野であると指摘しています。多くの場合、この分野が新規業務予算の約40%を占めているためです。しかし、多くの保険会社は、自社の必要コストが他社に比べてどの程度なのかを明確に把握できていません。
本レポートは、セレントが大手生命保険会社11社から入手したデータをもとに作成したベンチマークに基づいています。また、新規保険申込み1件当たりの予算と保険成約1件当たりの予算、社員の生産性、役職別の平均人件費、新規商品のサイクルタイムなど、多くの指針を示しています。
本レポートは14図と5表を含む全31ページで構成されています。