2017年 保険会社向けITサービスベンダーソリューション:北米版
Key research questions
- 保険会社向けITサービスを提供しているのはどのベンダーか?
- ITサービスベンダーは保険業界に進出できるポジションにいるか?
- セレントが北米地域で注目しているベンダーは?
Abstract
本レポートは保険会社向けITサービスベンダーに関するシリーズの第3弾で、世界のベンダーの中から北米地域を活動拠点とするベンダー24社を取り上げています。
セレントは2017年のIT投資に関するレポートで、北米地域の保険会社は2017年のIT投資額の25%(184億米ドル)を外部のサービスに振り向けると予測しています。レガシーシステム対応や可変コストの増加に外部サービスを利用する動きが広がり、2017~19年はこうしたサービスへの投資額が年平均10.8%のペースで増加するとみられます。
保険業界にとって、ITサービスベンダーは必要不可欠な存在です。社内に専門のITチームを擁する自立性の高い保険会社でも、ITサービスベンダーとパートナーを組んだ経験があるでしょう。北米地域には事業規模、ノウハウ、志向の異なるITベンダーが多数進出していますが、これらを保険会社向けに包括的にガイドするのが本レポートです。全ての ITサービスベンダーを網羅している訳ではありませんが、保険会社が現在利用可能な幅広いベンダーとソリューションの機能を取り上げており、今後も徐々にその範囲を広げていくつもりです。
「ITサービス市場の再編は、サービスプロバイダーのビジネスチャンスや価値提案に影響を及ぼしています。そうした変化をもたらす要因として、ビジネスのデジタル化、クラウド、インテリジェント・オートメーション、ビジネスソリューションといった複数のトレンドや動きが挙げられます。セレントがベンダーのサービスをカテゴリー別に分類したところ、今年はデジタルコンサルティング、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)、データアナリティクスなど、これまでになかったサービスが出現しています」と保険プラクティスのアナリスト、カレン・モンクスは述べています。