リテール向けモバイル・バンキング・ソリューション比較:ベンダーの再評価
Abstract
モバイル・バンキング市場では2007年以降、主要テクノロジー、ソリューションの機能、消費者の乗り換え動向などに大きな変化が生じています。同市場に参入しているベンダーの中にはそうした変化に対応している(あるいは市場をリードしている)ところがある一方、他社に後れを取っているところも見受けられます。こうした状況を反映して、ベンダーに対するセレントの評価も大幅に変わりました。
セレントの最新レポート「リテール向けモバイル・バンキング・ソリューションの比較:ベンダーの再評価」は、ここ3年間で多くのベンダーが成熟し、力を発揮し始めたことを踏まえ、各ベンダーに対するセレントの評価がどう変化したかを詳しく説明しています。多くのベンダーは当初?SMS/テキスト?モバイルウェブ?アプリケーションのうちいずれか1つに特化していましたが、今では3つ全てを提供するのが一般的になっています。レポートでは?テクノロジーの先進性?機能の幅?顧客基盤?顧客サービスの充実度―という4つの要因に基づいて各ベンダーの相対的な市場ポジションを評価し「ABCDベンダービュー」に図式化しています。これら4つのカテゴリーにおいて最高の評価を得たベンダーをXCelent賞に選出しました。
セレントはこの賞の選考過程ので、100を超える機能についてリアルタイムで利用可能かどうか調査しました。3年前にはモバイル・バンキング市場における存在感が薄かったベンダーが、今や獲得した顧客金融機関数でトップに立っている例も見受けられます。
「各ベンダーはユーザーインターフェースに再び注力していましたが、ここにきてバックエンドの分析ツールが重視され始めています。3年前は金融機関への導入実績は少数に限られていましたが、今や多くのベンダーが豊富な実績を積んでいます」と、セレント銀行グループのシニアアナリストでレポート執筆者のレッド・ギレンは述べています。
このレポートは10図と16表を含む68ページで構成されています。