勘定系システムのリプレース:シティバンクについてのケーススタディ
2002/07/31
Abstract
(このレポートは2002年7月31日に"Case Study: Replacing Core Systems at Citibank"というタイトルで英文で発表されましたが、和訳版を2003年1月7日に発行しました。)
このケーススタディで、セレントはシティバンクが行った欧州、アジア、アフリカ、南アメリカのホールセールバンキング用中核システムの変更を検証しました。
セレントの取締役でこのレポートを執筆したオクタビオ・マレンジは、「多くの銀行が中核システムの変更を試みましたが、ほとんどが失敗に終わりました。シティバンクは、主要銀行が中核システムの重要部分の変更に成功した数少ない例の1つです。」と述べています。
このケーススタディでセレントは、シティバンクでのプロジェクトの経緯、新しいアプリケーション用のソフトウェア、ハードウェア両方についての技術的な決定のあらまし、そして20カ国でおけるこのシステムの展開についてご説明します。
セレントの推定によると、シティバンクは、最終的にこのマイグレーションにより毎年1億ドル以上を節約できます。