決済の分類:パート1
2010/07/13
Abstract
決済は経済を正しく機能させる上で不可欠であり、プロバイダーにとっては極めて重要な役割を担っています。銀行は、収入全体の約30〜50%を要求払い預金勘定(DDA)やクレジットカードなどから得ています。同時に、決済に関するテーマは広範で多様かつ複雑化しており、決済手段や地域の違いにより基本的なトレンドは大きく異なっています。
二部構成で発行する最新レポートの第一弾「決済の分類法 パート1:決済について聞きたくても聞けなかったこと」では、決済を組織化された枠組みに基づいて考える方法を紹介するとともに、決済業界の主な動きについて取り上げます。
レポートのパート1では、はじめに決済に関する主な用語や価値連鎖の全体像といった基本的な事項を解説し、次に主な決済手段(現金、小切手、国内および国際間の電信振替、カードなど)について説明しています。各章で1つの決済手段を取り上げ、その価値連鎖、取引の経済性、主要プレーヤー、主要トレンドを分析し、セレントの既存レポートの中から参考となる関連レポートを紹介しています。
出典:セレント
「われわれは決済を当然のことのように思いがちですが、決済とは実は非常に幅広く、複雑なテーマです。金融危機の最中でも銀行の取引関連収入は比較的好調に推移していましたが、利ざやは大幅な縮小傾向にあります。業界の経営幹部にとっては、決済をめぐる主要トレンドを認識し、十分な情報に基づいて投資対象分野を決定することが重要です」と、セレント銀行グループのシニアアナリストでレポートを執筆したジルビナ・バレイシス は述べています。
このレポートは38図と12表を含む72ページで構成されています。