アジアにおける電子インボイスの導入状況
Abstract
電子インボイスの導入に伴い決済や照合のプロセスがスピードアップし、自動化されることで効率性の向上にもつながります。
セレントの最新レポート「アジアにおける電子インボイスの導入状況」はアジアにおける電子インボイスの発展状況を分析し、国ごとにその普及率を比較しています。アジア地域でより多くの関心と投資が向けられているのは「ペーパーレス取引」(取引文書の電子化)の実現です。電子インボイスの普及率が伸び悩んでいる理由としては、企業内でprocure-to-pay(調達から支払まで)と order-to-cash(受注から入金まで)のプロセスが統合がされていないことが挙げられます。
出典:セレント
「それらの統合を目指している企業は、資金調達や取引関連の統合を勧める銀行の提案に興味を示しています」セレントのアナリストでレポートの共同執筆者であるアリン・レイは指摘しています。
「アジアの企業は、銀行がテクノロジーパートナーとして信頼できる存在かどうか確信が持てないでいます」と、銀行グループのシニアアナリストでレポートの共同執筆者のエンリコ・カメリネッリは述べています。
本レポートは企業間(business-to-business)、また対政府(business-to-government)の請求をめぐる慣行に焦点を当て、電子インボイスをめぐるトレンドとそのボリュームについて明らかにしています。特に、電子インボイスのやり取りに使うメッセージや決済・商業サービスに採用されているテクノロジー標準に着目し、電子署名やその他のセキュリティー対策の採用状況も詳しく分析しました。また、現在採用されているテクノロジーやビジネスモデルについても検証しています。
このレポートは10図と1表を含む46ページで構成されています。