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ユビキタスデジタル:勘定系/周辺システム専門のグローバルベンダー

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2016/06/22

Abstract

KEY RESEARCH QUESTIONS
1 デジタルプラットフォームとは何か、またそれはなぜ重要なのか?

2

これらのプラットフォームに違いはあるか?
3

銀行がプラットフォームを導入する際にはどのような点に留意すべきか?

銀行とやり取りするチャネルは多様化し、消費者は支店、ATM、オンラインバンキング、モバイルおよびコールセンターなどを使い分けています。デジタル化の推進に伴い、どのチャネルからでも統一した顧客経験の提供ができるように各行の取り組みは続いています。その際、様々なベンダーからソリューションを導入すると保守管理が難しくなり、顧客経験にばらつきが出る可能性があるため、銀行は幅広いインターフェースを網羅する単一のデジタルソリューションを求め、プロバイダーもそれに応えられるような「デジタルバンキング・プラットフォーム」を開発しています。

ここで、セレントは、デジタルバンキング・プラットフォームを以下のように定義します。

「最低限、オンラインバンキングとモバイルバンキングを単一のプラットフォーム上に統合する機能を備え、さらにキオスク、ATMや支店などその他のチャネルにもユーザー経験を拡大できる機能を持つ(こともある)プラットフォーム」

そして、実際、これらのプラットフォームは顧客がどのデバイスでアクセスしようと統一された顧客経験を提供できるように進化しており、「いつでもどこでも」利用可能というデジタルチャネルのキャッチフレーズは実現しつつあります。

この分野の16のプラットフォームを詳しく紹介するシリーズ(全2編)で、①デジタルプラットフォーム、デジタルコアまたはオムニチャネルといったデジタルチャネルソリューションに特化した6つのベンダーと②勘定系、決済やウェルスマネジメントなど周辺システムを提供しているベンダーに焦点を当てます。

本レポートは、①デジタルチャネル・プラットフォームの市場のセグメント、業界の現状、製品の進化、詳細なシステム仕様を明らかにしています。

「変革のためには組織およびシステムの大幅な変更が必要で、現状とゴールの明確な把握が欠かせません。将来にわたり競争力を維持するには、デジタルを成熟させる必要があり、それにはデジタルプラットフォームがまず必要不可欠だと気づくでしょう」とセレント銀行プラクティスのアナリストでレポートを執筆したスティーヴン・グリーアは述べています。


本レポートは146p、31図と181表で構成されています。