米トップ行のモバイルバンキングを評価する:What App, Doc?
A Biannual Evaluation of Mobile Banking at the Top US Banks
Abstract
スマートフォンの普及が急速に広がっています。支店の閉鎖と利益率の縮小が進むなか、銀行はデジタルチャネルの構築をより真剣に検討するようになっています。
モバイル市場は、今なお比較的若い市場といえます。規模の小さい金融機関は、大手銀行の背中を追うようにこの分野の商品やサービスの拡大を急いでいます。販売チャネルの数が増え、セルフサービス化が進むにつれ、金融機関は顧客がチャネルの枠を超えたシームレスで融合的なサービスを求めていることを認識し始めています。
セレントの最新レポート「米トップ行のモバイルバンキングを評価する:What App, Doc?」は預かり資産残高が全米でトップ13位に入るリテール銀行を対象に、複数の基準に基づいて各行のモバイルサービスの内容を評価し、スコアリングを行いました。プラットフォームにはiOS、アンドロイド、ウェブブラウザ‘Safari’を利用しているモバイル・ウェブやSMSが含まれます。
「ユーザーは、モバイル機器を使うことで、残高照会や送金をより簡単に行うことができます。ただ、モバイルを使ったRDC(リモート・デポジット・キャプチャー)やP2P(口座間)送金などのより高度な機能は、まだ主流になっているとはいえません」と、セレント銀行グループのシニアバイスプレジデントでレポートの共同執筆者であるバート・ナーターは述べています。
「スマートフォン市場向けの高機能を備えたモバイルアプリケーションの開発に多くの資源を振り向けている銀行は、常に進化し続ける顧客のニーズにより柔軟に対応できるでしょう」とアナリストでレポート共同執筆者のステファン・グリーアは指摘しています。
レポートではまず業界のトレンド、各アプリケーションの使い勝手、セレント独自のABCD分析に基づくスコアを紹介し、機能と特性の表、画面の例を示して分析しています。
本レポートは128ページ、108図と16の表で構成されています。
注:本レポートはページ数が多く、多数のアプリケーション画像が含まれているため、ダウンロードファイルは4つに分割してあります。