中規模銀行向け勘定系ソリューション : グローバルな展望
Abstract
勘定系システムは銀行の業務処理の中枢部分を担います。銀行はソフトウェア・ベンダーの協力を得ながら、トランザクションの処理にインターネット技術を活用する可能性を探ってきました。
かつて紙ベースで行われていた処理の大半は電子化され、自動化による効率性や生産性の向上がさかんに叫ばれるようになりました。勘定系システムは24時間365日休みなく稼動し続け、インターネット・バンキングやATM、電話、デビットカードなどを通じた銀行業務や取引を支援します。セレントは最新レポート「中規模銀行向け勘定系ソリューション:グローバルな展望」において、世界の小規模銀行が利用できるさまざまなソリューションを比較しました。また世界の小規模銀行のニーズに対応している勘定系ベンダーについて概説し、セレント独自の「ABCDベンダービュー」を用いてこれらのベンダーを評価しています。
セレントは世界の中規模銀行(資産規模10億米ドルから20億米ドル)の勘定系ソリューションを分析しました。このレポートでは、北米を除く世界の銀行の約10%が利用中のソリューションを取り上げ、セレント独自のABCDベンダー ビューにランク付けしました。
出典:ベンダー、セレント注:Ambit Core Banking, HFS Phoenix System および TemenosT24 の顧客資産規模のデータは入手できなかった。
「銀行の様々な機能への高まるニーズによって、勘定系システムベンダーはフレキシブルな構造に対応するべく、製品をグレードアップさせてきました。銀行は、より効率的に顧客に対応し、さらなる成長を可能にする最新のソリュー ションを待ち望んでいます」とセレントのアナリストでレポートの共同執筆者のラジェッシュMRは述べています。
本レポートは勘定系をテーマにしたシリーズの第4編です。シリーズ最終編は、「大手銀行向け勘定系ソリュー ション:グローバルな展望」を予定しています。