インフラおよびデータの標準化:ITリソースの最大限の活用のために
2015/06/22
Abstract
今日、保険会社は(特に成熟市場において)難しい市場環境での事業展開を迫られているだけに、保険業務の標準化は戦略的な課題となっています。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | インフラの標準化をめぐる保険会社の意思決定を左右する主な要因とは何か? |
2 |
保険会社にデータの取り扱い方の見直しを迫る主な要因とは何か? |
3 | 保険会社は共通のサービスセンターをどのように利用しているか? |
本レポートは2014年10-12月期に実施したインフラ、データおよび共有サービスに関する調査の結果をもとに、保険業界のインフラ、データおよびバックアップデータセンターの標準化、データの統合・標準化、さらには共有サービスの利用について取り上げています。
「保険会社の多くは、事業展開する全ての地域でシステム運用とヘルプデスク機能を共有していますが、システムの共同開発は進んでいないのが現状です。我々のみるところ、システムよりもインフラの方が標準化しやすい傾向があり、短期的にはインフラの合理化・標準化が加速するでしょう」とセレント保険グループのシニアアナリストでレポートを執筆したニコラス・ミシェロッドは述べています。
本レポートは12図を含みます。