2016/09/06
ジーン‐マリー・ウビゴー
Abstract
前回のレポート「オムニチャネルでの顧客獲得2.0:現状と方法」では先行する銀行のケーススタディとこの分野のベンダーを概観し、金融機関が効果的に顧客を獲得するためのヒントを示しました。今回のパート2では、2016年6月現在。ベンダー提供の情報に基づいて各ソリューションを比較し、ベンダー9社の製品を調査対象にしました。これらのソリューションは、既存のチャネルや勘定系システムを総入れ替えすることなく、すぐにオムニチャネルを通じた顧客獲得を可能とします。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | オムニチャネルの顧客獲得ソリューションのうち、有力な製品はどれか? |
2 |
各ベンダーのソリューションを比較すると? |
3 | セレントが評価するベンダーソリューションはどれで、その理由は? |
「これまでは支店が銀行のセールスエンジンの役割を担ってきたのに対し、セルフサービスチャネルは低コストと利便性のための手段という認識しかありませんでした。しかし、今、銀行は、デジタルチャネルに投資し販売拡大を目指しています」とシニア・アナリストでレポートの共著者であるボブ・メーラは述べています。
ここ数年で「オムニチャネルでの顧客獲得」の意味はますます曖昧になっているため、本レポートでは最初にこの言葉の定義を示し、次に、広く普及、または普及しつつあるソリューションの要件や機能の概要、ベンダーの全体図を明らかにした上で、セレントのABCDベンダービューを使って評価し、評価対象となったベンダー5社の概要を紹介しています。
本レポートは25図と18表を含む全42ページで構成されています。