2014年 アジア太平洋地域の新規契約/引受けシステム【抄訳版】
2014/05/21
ウェンリ・ユアン
Abstract
(このレポートは2014年5月21日に"2014 APAC New Business and Underwriting Systems: A Vendor Spectrum" というタイトルで英文で発表されましたが、抄訳版を2014年7月28日に発行しました。)
新規契約/引受けシステムの更新を検討している保険会社にとって、現在考えられる選択肢は他のシステムと同じく、①自社開発②既製品の購入③既存システムの再構築―の3つです。
本レポートはアジア太平洋地域の保険会社向けに投入されている、9つの新規契約/引受けシステムを取り上げます。
現在投入されている新規契約/引受けシステムは、構造化データの収集、リスクの順位決定、引受要件の特定に加え、バックオフィス手続きの執行や結果分析なども行っていますが、従来のバックオフィス手続きの一部をフロントオフィスに移行することでコスト削減が可能になり、商品別の特徴把握や価格改善によって収益性の向上も望めます。
「生命保険向けの新規契約/引受けシステムを手がけるベンダーソリューションは、①ベスト・オブ・ブリードのシステム②独立型の新規契約/引受けコンポーネントを備えた契約管理システム③再保険ソリューション―の3つのグループに分類されます。本レポートを、新規契約/引受けシステムの導入戦略策定、最適ベンダーの候補をリストアップする際に役立ていただければ幸いです」と、アジア金融サービスグループのシニアアナリストでレポートを執筆したウェンリ・ユアンは述べています。