SENTIEO RMS: NLPが切り開くRMSの新境地
2020/11/21
このブリーフィングは、セレントが継続的に行っているRMSに関するリサーチの一環です。2020年第3四半期に実施されたミーティングやデモを通じて、Sentieoの責任者はセレントにSentieo RMSソリューションについて説明しました。この機会を通じてセレントとSentieoは、資本市場におけるRMSとNLP(Natural Language Processing: 自然言語処理)、ML(Machine learning: 機械学習)の可能性と事業機会について議論しました。
Abstract
クローバルなキャピタルマーケッツにおける投資の意思決定は一層高度化しています。一方で、アルゴリズム取引やデリバティブ取引のルール化、投資家保護の強化と市場の透明性向上を目的とした金融商品取引への規制、資産運用会社が金融仲介業者に支払う取引手数料とリサーチ報酬の分離などの市場と規制環境の変化により、投資意思決定にかかわるリサーチ活動のライフサイクル全体で大きな変化が起きています。
この変化は、リサーチマネジメントシステム(RMS)の複雑さと重要性をますます浮き彫りにしています。その主役は新たなアナリティクステクノロジー・ベンダーと、構造化/ 非構造化データを統合的に提供するマーケットデータ・ベンダーです。
セレントは投資調査情報の生産、流通、消費の改革に注目しています。バリューチェーン全体においてフィンテックは、データ、ツール、および配布方法の爆発的な増加を通じて、リサーチ部門とその活動の再構築を促しています。資産運用会社はNLP(自然言語処理)やML(機械学習)を活用して、従来型の市場データと代替的な市場関連データをより効率的に分析し、新たな投資機会やアルファを模索しています。
背景にあるキートレンド
- NLPとMLがリサーチプロセスを牽引する ― NLPとMLは膨大な量の文書とテキストからα(アルファ)の探索を牽引する
- 検索とNLP技術を活用した「検索ファーストのRMS」で、社内外の膨大なコンテンツやリサーチ成果物を削減、最適化する
- バイサイドのテクノロジースタックにおけるクラウドの採用が加速している