OBePは英国市場にふさわしいソリューションか?
2010/12/07
Abstract
eWiseとVocaLinkはオンラインバンキングによる電子決済(OBeP)ソリューションを共同開発し、2011年中に英国市場に投入する計画を発表しました。今回のレポートは、こうしたソリューションの英国市場での実現可能性について検証しています。
世界中で電子取引が拡大し、オンラインによる決済手段が普及しています。多くの国ではいまだカードが一般的なオンライン決済手段ですが、消費者がオンラインバンキング機能を使って物やサービスへの支払いを行えるソリューション(オランダのiDEALなど)を採用している市場も複数みられます。
セレントの最新レポート「OBePは英国市場にふさわしいソリューションか?」は、英国におけるOBePソリューションの実現可能性について検証するため、まず英国市場について調査・分析した上で、セレント独自の新決済ソリューション分析ツールを使ってOBePソリューションを評価しました。
出典:セレント
「OBePは、主な当事者である消費者、金融機関、小売店の全てにとって、非常に魅力的な決済手段です。主要な決済手段であるカードに加えてPayPalが普及しつつある英国で、payoの成否を占うカギを握っているのは金融機関といえるでしょう。payoの普及に必要なワーク効果を生み出すためには、金融機関が消費者や小売店とどのような関係を構築しているか、消費者の支払い習慣の変化に応じた投資を積極的に行う構えがあるかが決め手となるでしょう」と、セレント銀行グループのシニアアナリストでレポート執筆者のジルビナ・バレイシスは述べています。
本レポートは、以下のテーマにも言及しています。
- 英国の電子取引および電子決済市場
- 世界中の様々なOBePソリューションの分類および具体例
- 新たな決済ソリューションに対するセレント独自の分析ツール
- 同ツールによるOBePおよびpayoの評価
- payoの導入を検討している英国の金融機関に対するアドバイス
このレポートは21図6表を含む56ページで構成されています。