2014年 欧州・中東・アフリカの新規契約/引受システムベンダー
2014/02/19
Abstract
契約および引受システムのリプレースを検討している保険会社にとって現時点で考えられる選択肢は、①自社開発②規制製品の購入③既存システムの再構築―のいずれかです。
セレントの最新レポート「2014年 欧州・中東・アフリカの新規契約/引受システムベンダー」は欧州、中東およびアフリカ市場に投入されている、15の保険会社向け新規契約および自動引受システムを取り上げています。
この分野のシステムは構造化データの収集、リスクの選別、引受要件の特定に加え、バックオフィスの業務手続きの遂行と最終的なデータの分析も行います。こうしたシステムを導入することで、保険会社は従来のバックオフィス業務の一部をフロントオフィスに移行しコストを削減できるほか、申請者の特徴に合ったきめ細かい商品および保険料の提供を通じて収益性を向上することが可能になります。
「最新世代の新規契約および引受システムは、引受データを蓄積した上でそれに基づいて引受要件を決定し、引受ルールを調整することができます」と、セレント保険グループのシニアバイスプレジデントでレポートを共同執筆したジェイミー・マクレガーは述べています。
「生命保険向け新規契約および引受システムを手がけるベンダーは、①ベスト・オブ・ブリードシステムを提供するベンダー②保険契約管理システムとそれとは別に新規契約・引受に対応可能なコンポーネントを提供するベンダー③保険ソリューションのベンダーの3つに分けられます」とシニアアナリストでレポートの共同執筆者であるニコラス・ミシェロッドは指摘しています。
本レポートは、セレントが欧州・中東・アフリカ地域の保険会社向け新規契約および自動引受システムについて取り上げた初めてのレポートです。