英国保険代理店調査:提携保険会社を選定する際の決め手は何か?
Abstract
保険代理店は、可能な限り業務をスピード化・効率化することを目指しています。今回調査した保険代理店のうち70%以上は、提携先の保険会社を選ぶ上で、保険証書の発行と引受け判断の時間短縮が決め手になると回答しています。
北米の保険代理店とテクノロジーに関する調査結果をまとめたレポートを発行して好評を得ましたが、今回はその英国版を発行します。保険会社を選定する際の要因は、北米の代理店と英国の代理店で共通しているのでしょうか。最新レポート「英国保険代理店調査:提携保険会社を選定する際の決め手は何か?」は、保険代理店が提携先の保険会社を選ぶ際の基準となるテクノロジーや要因について調査しています。
レポートは、英国の保険代理店264社を対象に行った調査結果をまとめたものです。回答者の多くは、中小の保険代理店で豊富な業務経験を持つ保険販売のプロで、個人および中小企業向け保険を中心に複数の保険会社に多額の契約を取り次いでいます。
テクノロジーは重要な差別化要因ですが、業務のスピード化と効率化をもたらすことが条件となっています。新たなビジネスプロセスには、ライブチャットや保険会社と代理店のより広範なシステム統合など、今後改善すべき点があります。投資対象を新たなビジネスプロセス以外の分野にも広げ、保険金請求や契約更新などの業務の自動化を通じて効率性の向上を目指す時期にきているとセレントはみています。
出典:セレント
「こうした調査を行うたびに、保険代理店がスピードを重視していることが明らかになります。最近保険会社が意思決定の迅速化と顧客サービスの向上を目指し、ポータルへの投資していることは、代理店から高く評価されています」とセレント保険グループのシニアアナリストでレポートを執筆したキャサリン・スタッグ・マーシーは述べています。
レポートでは、保険代理店の管理システムと保険会社の代理店向けウェブサイトの役割に焦点を当て、保険代理店のビジネスプロセス全体におけるテクノロジーの活用状況を検証しています。また、代理店が「最も優れた保険会社」を選ぶ際の選定基準を分析し、保険会社が優先的に投資すべき分野を提案しています。
このレポートは30図と3表を含む44ページで構成されています。