2013年英国の保険市場:CIOの視点
2013/04/30
キャサリン・スタッグ・マーシー
Abstract
英国では昨年も保険契約件数が伸び悩んだことを背景に、保険会社によるIT投資額は小幅な減少を記録しました。今後2~3年の投資額も、横ばいで推移すると予想されます。
最新レポート「2013年英国の保険市場:CIOの視点」は、同国の保険会社によるIT投資計画と優先分野について取り上げています。今年は、引受けおよび保険金請求分野への投資を計画している保険会社が多くなっています。また、保険会社が顧客中心主義を掲げて販売とサービスを重視する姿勢を強めるなか、いつでもどこからでもオンラインを通じてリアルタイムに安全かつ適正な方法でデータにアクセスすることを可能にするデジタル対応プロジェクトが増加する傾向がみられます。
「ここ数年は基幹システムへの投資が中心でしたが、今年もその流れが続いています。 同時に、顧客経験の改善方法をめぐる議論も盛んになっています」と、セレント保険グループのシニアバイスプレジデントでレポートの共同執筆者であるジェイミー・マクレガーは述べています。
レポートでは、今後1年間に予想される市場のビジネストレンドを詳しく紹介し、これらが保険会社のIT投資にどのような影響を及ぼすか予測しています。ビジネスのカギとなるテーマを特定し、英国の保険会社が掲げるIT投資計画と優先分野、また、IT投資動向についても論じています。レポートで取り上げた市場トレンドやデータは、セレントが常時行っている業界関係者への取材や保険会社12社のCIOを対象に行った詳しい調査に基づくものです。
本レポートは22p、8図と2表で構成されています。