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グローバル保険会社におけるITガバナンス

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2008/01/08

Abstract


グローバル規模の保険会社のITガバナンスでは今後、「連合独裁型」が優勢になるでしょう。

セレントは最新レポート「グローバル保険会社におけるITガバナンス」で、グローバルな保険会社に共通するITの構成および測定・評価方法について分析しています。会社の事業を効果的にサポートするにはIT部門をどのように運営したらよいのか、というのはCIOにとって永遠の課題です。

一般的に集中型ITは長期戦略目標を支えるのに適していますが、分散型ITはその時々の戦術的ニーズを支援するのに適しています。それぞれのモデルの長所と短所は、何を重きにおくかの違いを反映しています。多くの国と地域で事業を行うグローバル保険会社では、どちらのモデルにするかの判断プロセスは複雑なものとなるでしょう。

「この問題に決定的な答えは存在しません。多くの経営理論と同じように、世の趨勢も2つの極の間を行ったり来たりしています。ですが連合独裁型(federated dictatorship model)と当社が名付けたモデルに向かう傾向にあるようです。これは集中型と分散型の中間のような位置付けです」とセレント保険プラクティスのシニアアナリストでレポート執筆者のキャサリン・スタッグ・マーシーは述べています。

ITガバナンスモデルに注目し、世界のグローバル保険会社の最高責任者との面談に基づいて、これら企業のコアシステムがどのような構造かを分析しました。また、セレントの「AAAA」テクノロジー評価に基づいて、これが様々なITガバナンスモデルにどのうように適用できるか論じています。4つのAとはalignment(調整)、agility(機敏性)、accessibility(アクセス性)、affordability(コストの妥当性)を表します。

全19ページのレポートには2つの図が掲載されています。