ベンダー
English

最新の市場動向と投資トレンド:マネーはどこに向かうのか?

Create a vendor selection project
Click to express your interest in this report
Indication of coverage against your requirements
A subscription is required to activate this feature. Contact us for more info.
Celent have reviewed this profile and believe it to be accurate.
We are waiting for the vendor to publish their solution profile. Contact us or request the RFX.
Projects allow you to export Registered Vendor details and survey responses for analysis outside of Marsh CND. Please refer to the Marsh CND User Guide for detailed instructions.
Download Registered Vendor Survey responses as PDF
Contact vendor directly with specific questions (ie. pricing, capacity, etc)
2008/11/03

Abstract


市場の混乱が続く現在、投資家は主にどのようなテーマに関心を持っているのでしょうか?また、市場が正常化した局面では、資産クラスに応じてどのような投資スタンスをとるのでしょうか?すなわち、マネーはどこに向かうのでしょうか?

今般の信用危機は、資本市場の広範囲に悪影響を及ぼしました。セレントの最新レポート「最新の市場動向と投資トレンド:マネーはどこに向かうのか?」は、危機の影響が主な資産クラスや投資家層にどのように波及していったのかを検証し、今後の見通しについても論じています。

レポートの主な論点は以下の通りです。

  • 全ての資産は信用危機を経てもなお「存続」していますが、新規の複雑なストラクチャード商品に対する需要は限定的となるでしょう。
  • 債券市場では、信用危機による影響が長引くとみられます。ただ、眼の肥えた投資家は引き続き優良社債に投資妙味を見出すことができるでしょう。今回の危機 はストラクチャード・クレジット市場や証券化市場の終焉を意味するものではありませんが、これらの市場が復活する際にはそのかたちを変えているとみられま す。復活後の市場は従来に比べれば小さいとはいえ依然大きな規模を維持する一方、その構造は簡素化されるでしょう。
  • ここにきて商品価格は下落傾向にありますが、最近の上昇サイクルを牽引した力は持続するとみられます。需要拡大の大きな流れや供給抑制に加え、機関投資家の参入によって、商品のファンダメンタルズは長期的には強化されるでしょう。
  • 現在の厳しい状況にもかかわらず、我々は新興市場の長期見通しについて強気なスタンスをとっています。その根拠として、中国やインドなどで急増する中所得 者層が購買力を伸ばしていることが挙げられます。とはいえ、先進諸国の経済と商品市場の動向が新興市場に大きな影響を及ぼす状況は変わらないため、今回の 信用危機は「デカップリング」を謳ったセールストークには懐疑的になるべきであるとの教訓を投資家に示しています。
  • 今後、店頭市場は上場デリバティブ市場に主役の座を明け渡すとみられますが、2つの市場は異なるニーズに対応しており、長期的には共存関係が築かれるで しょう。しかし、規制強化の圧力が強まっているため、店頭市場における一部の取引を集中決済機関に、最終的は正式な取引所に移行する動きが加速するとみら れます。
  • 価値や相関性のないリターンの追求を背景に、新たな資産に対する旺盛な需要が生まれています。ただし、各資産の供給状況や市場の発達状況をみると発展サイクルには大きな差があることから、資産によって異なるスタンスをとる必要があります。

「今回の危機が発生するまで、流動性とリスクプレミア ムは著しく過小評価されてきました。これまで流動性は当たり前のこととされてきましたが、それは必ずしも当てはまらなくなっています。今後、投資家は流動 性不足に対して適正なプレミアムを要求するようになるでしょう」と述べるのはセレント証券プラクティスのアナリストでレポートの共同執筆者でもあるイザベル・シャウエルテです。

本レポートは44図と4表を含む全78ページで構成されています。