2015年 損害保険金請求システムの導入動向と今後の展望:北米編
2015/07/28
Abstract
北米の損害保険会社向け保険金請求システムの販売件数は、2014年半ばから15年半ばにかけても底堅いペースで増加するとみられます。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | 保険金請求システムの新規販売件数は? |
2 |
この2年間に販売実績を伸ばしたベンダーは? |
3 | 損害保険分野の保険金請求システムの市場規模の展望は? |
本レポートは北米における損保保険金請求システムの新規導入動向について、ベンダー12社から入手した過去2年間の販売データに基づき分析し、2014年半ばから15年半ばまでの新規導入動向についても予測しています。
セレントのRFIに寄せられたベンダーの回答をみると、保険金請求システムの新規導入件数に占める中小保険会社の割合が非常に高いことがわかります。
「既にレガシーシステムの入れ替えを済ませた保険会社もありますが、大多数の保険会社はいまだレガシーシステムを使っているのが実情です。業務上の必要性が導入の決断を促してきましたが、今後も同じ傾向が続くでしょう。具体的には①損害査定費の抑制②保険金請求に関する漏損の削減と損害率の減少③請求者経験の重視―が主な要因となっています。保険金請求システムを手掛けるベンダーはこれら3つの目標に対応可能な機能を備えたシステムを提供しています」と、セレント保険プラクティスのリサーチディレクターであるドナルド・ライトは述べています。