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2009 年 北米・欧州・アジアにおける銀行業界の主要トレンド

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2009/02/24

Abstract


(このレポートは2009年2月25日に"Top Banking Trends for 2009:North America, Europe, and Asia"英文で発表されましたが、日本語版が2009年5月25日に発行されました。)

世界の銀行業界のトレンドに関するセレントの調査によると、全ての地域に共通する最大のテーマは予想どおり「リスク」であることが明らかになりました。


セレントの最新レポート「2009年 北米・欧州・アジアの銀行業界の主要トレンド」は世界の銀行、規制当局、ベンダーにとって何が最大の関心事になっているかを調査しました。

セレントは北米、欧州、アジアの各市場における銀行業界の主要トレンドについて毎年調査を行い、分析しています。各市場の銀行およびベンダー、顧客とそれ以外、規制当局および中央銀行に対する調査の結果を総括し、何が最も重要なトレンドになっているかを明らかにしています。

今年の調査で、世界の各市場における最優先課題は共通して「リスク」であることが浮き彫りとなりました。銀行はリスク管理ソリューションを導入していますが、法令順守のためというよりは、それらをさらに使いこなしてより有効な情報を引き出そうとしています。実際、規制当局や投資家はそうした成果を期待しています。

世界のもう1つのトレンドは代替決済です。モバイルバンキングや非伝統的サプライヤー(小売業者、電話会社、プリペイドカードのベンダーなど)が台頭する中、銀行にとっての新たな競合相手、とりわけ新しいタイプの多様な競合相手が急増しています。来年がノンバンク急成長の年になるとは思えませんが、世界の各市場で新たなプレーヤーや新たなビジネスアプローチが誕生する年になると予想します。

「世界のトレンドは多様化しています。例えば、アジアでは勘定系システムのリプレースが活発化しているのに対し、北米ではそうした動きは停滞しています」とセレント銀行プラクティスのシニアバイスプレジデントでレポート執筆者のバート・ナーターは述べています。

レポートでは世界全体と各市場それぞれについて、マネーロンダリング防止からトレードファイナンスに至るまでの様々なトレンドについて検証しています。

本レポートは3図を含む22ページで構成されています。