2016年 損害保険会社は保険契約管理システムをどう評価しているか:アジア太平洋編
2016/06/30
孔慶順
Abstract
アジア太平洋地域の損害保険会社は、ベンダーのシステム実装能力に対しても、実装後のサービスの質にも満足していないようです。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | 損害保険会社が現在の保険契約管理システムを採用してから何年が経過したか? |
2 |
既存の保険契約管理システムは他のシステムと容易に統合できるか? |
3 | 損害保険契約管理システムのベンダーと保険会社に対して何を提言するか? |
本レポートは保険契約管理システムについて、統合のしやすさ、ITベンダーの実装能力およびサービス、エンドユーザーに必要なトレーニング、設定に対する柔軟性、ビジネス、事務部門の社員の関与についてどのように保険会社が評価しているかを明らかにします。
「顧客からのフィードバックをみることで、ベンダーは保険会社の満足度を様々な角度から知ることができます。2015年に行った今回の調査では顧客からのフィードバック率が2013年を下回りましたが、ベンダーが保険会社の意向を理解する上で参考になるでしょう」とセレントのアジア金融サービスプラクティスのアナリストでレポートを執筆した孔慶順は述べています。
本 レポートは、アジア太平洋地域の損害保険会社を対象に、契約管理システムと社内のアプリケーションやデータベース、社外のデータソースとの統合のしやす さ、ITベンダーの実装および実装後のサービス、使いやすさ、設定機能に対する評価を調査した結果をまとめたものです。