ベンダー
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デジタル化で顧客報告書作成は次のステージへ

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2015/09/01

Abstract


ウェルスマネジメントの販売チャネルが進化するなか、顧客報告書作成ツールの位置づけはどうなるのでしょうか。顧客報告書作成は引き続き優先度の高い分野であり、フルサービス型助言サービスまたは自律型サービスのいずれのモデルにおいても、顧客サービスの質を向上させるため主要手段であると考えられています。

KEY RESEARCH QUESTIONS
1 顧客報告書作成はウェルスマネジメントの一連のサービスの中でどのような位置づけにあるか?

2

顧客報告書作成ツールをめぐる主要トレンドとは?
3 ベンダーによってどのような違いがあるか?


本レポートは、顧客報告書作成をめぐるここ2年間の進化の状況を明らかにしています。

  • デジタル化に伴い、顧客報告書作成システムはセルフサービス型、ハイブリッド型およびフルサービス型助言サービスのいずれにおいても有効に機能している。
  • 顧客報告書作成はウェルスマネジャーにとってシステム上の優先課題(データ管理および統合)であり、顧客経験の向上につながる。
  • 市場には多くのベンダーが参入しており、ウェルスマネジメントプラットフォームと顧客報告書作成プロセスの様々なレベルで機能を提供している。
  • ベンダーは、顧客経験の改善と自社のデータ管理能力の向上を差別化要因にしようとしている。
  • ウェルスマネジャーが顧客報告書作成ツールを有効活用するためには、デジタル版レポートの提示( 双方向の顧客向けポータルやツールを使って、アドバイザーがその場で双方向かつリアルタイムのレポートを提示)は「不可欠」である。


「これまで顧客報告書作成については、ウェルスマネジメントプラットフォームの個別モジュールという見方が一般的でした。今日では、フロントからミドル・バックオフィスに至るほとんどの機能の基礎となる独立・分離型モジュールと捉えられています」とウェルスマネジメントグループのリサーチディレクターでレポートを執筆したイザベラ・フォンセカは述べています。