2015年 北米の保険販売管理システムベンダー
Abstract
保険販売管理システムベンダーのうち、テクノロジー、機能、顧客基盤、サービスの観点からリーダー的存在にあるのはどのベンダーでしょうか?
保険会社は保険販売管理ソリューションを用いて、販売チャネル管理にかかわる各種業務を処理していますが、このレポートでは14のソリューションを取り上げています。
保険販売管理ソリューションの対象業務は、コンプライアンス管理、報酬管理、業績管理の3カテゴリーに分類されます。本レポートで取り上げたソリューションプロバイダーは、1つないし2つのカテゴリーをカバーするモジュールを提供しています。コンプライアンスツールのみ又は報酬管理ツールのみといったモジュールで提供するプロバイダーもあれば、全ての機能を1つのモジュールに搭載した『オールインワンタイプ』のソリューションを提供するプロバイダー、また、必要とする機能に応じたモジュールを個別に購入できるよう、複数のモジュールに各機能を分散して提供するプロバイダーも存在します。
本レポートでは保険販売管理システムの主な特徴と機能の概要を説明し、同システムを提供している13ベンダーを取り上げます。
本レポートではAurea、CallidusCloud、CSC、CSSI、Ebix、IBM、Infosys、Majesco、 Optymyze、Outline Systems、se2、StoneRiver、Vertaforeの13社の機能、顧客基盤、サポート対象業務、テクノロジー、実装実績、価格、サポートサービスの概要を説明しています。尚、一部のソリューションについては顧客の感想やセレントの見解を掲載するとともにセレント独自の「ABCDベンダービュー」に基づいて評価していますが、単に紹介するのみで「ABCDベンダービュー」に基づく評価、顧客の感想、セレントの見解は掲載していないものもあります。
「顧客数の維持と拡大は、保険会社にとって引き続き最も重要なビジネス目標であり、IT投資にも影響を及ぼしています。その一方で保険料率へのプレッシャーが続く、競争の激しい現在の保険市場ではわずかな伸びしろしか残されていません。多くの保険会社は、保険販売業務を改善することが業績向上の鍵であると考えて重点的に取り組んでいます。各チャネルにおいて、生産的な関係をデザインし、育み、維持管理することが持続可能な競争優位の確立につながります。そのような保険販売の管理業務面で、保険販売管理システムのツールとテクノロジーは、保険会社をサポートしてくれるのです」とセレント保険プラクティスのリサーチディレクターでレポートを執筆したカーリン・カーナハンは述べています。
本レポートは104p、26図と57表で構成されています。