セレント・モデルセルサイド/バイサイドアワード2024 受賞企業発表
本日、セレントはセルサイド/バイサイドおよびキャピタルマーケッツバンキングの取り組みにおけるモデルアワード2024を発表した。各受賞企業のケーススタディおよび事前に収録したインタビューも公開予定である。受賞したプロジェクトは、市場投入までの時間短縮、コストとリスクの削減、顧客体験の大幅な改善など、定性的かつ定量的な効果を実証している。当社のモデルアワードプログラムは、キャピタルマーケッツでの成功を加速する分野で先進的かつ革新的に技術を活用している金融機関を表彰するものである。
セレント・モデルキャピタルマーケッツアワード2024受賞企業:Fidelity International ING、Societe Generale Securities Services
バイサイド受賞企業: Fidelity International、Fidelity Optimus Platform
カテゴリー:次世代のポートフォリオの構築・最適化
概要:Fidelity Optimusは、ポートフォリオマネージャーが顧客ポートフォリオについて体系的な戦略を効率的に構築・管理できるようサポートするテクノロジー主導のソリューションである。これにより、市況の変化に応じてポートフォリオの配分を動的に調整できる。このプラットフォームには、リスク分析やモデリング機能のほか、流動性、取引コスト、基本的な品質要因などの考慮事項が組み込まれている。Fidelityは、クラウド技術と最新のソフトウェアエンジニアリング手法によってプラットフォームを構築し、最適化から実装までの効率的な処理を可能にした。このプラットフォームは洗練された分析基盤、独自のモデル、最適化手法で裏打ちされており、Fidelity独自の債券マルチファクターモデル、リサーチの専門知識、ESG評価を最適化ルーチンのメニューの一部に組み込んでいる。この取り組みにより、Fidelity Internationalのシステマティックインベストメントグループは、さまざまな資産クラスや戦略に合わせたソリューションを提供することで、独自の投資提案を作成し、運用資産の大幅な拡大をもたらしている。
バイサイドのケーススタディ&ビデオ:Fidelity International
セルサイド受賞企業:ING、FXトレーディングのデジタルトランスフォーメーション
カテゴリー:デジタル化/デジタルトランスフォーメーション
概要:過去3年間にわたり、INGはFXトレーディング市場におけるサービスに革命を起こすことを目的として大規模なデジタル化プロジェクトに取り組んできた。当プロジェクトでは、新商品の導入、価格設定とヘッジ機能の強化、高度な分析機能の導入という3つの重要な側面に特に重点を置いた、技術インフラの全面的な刷新も行われた。この野心的な変革を達成するにあたり、INGは社内外のリソースおよび戦略的パートナーと連携した。同行はこのアプローチによって内部機能を効果的にサポートし、新プラットフォームをシームレスに開発することができた。この新プラットフォームは、ESGカスタマイズされた価格設定やFXスワップ市場向けといった新たな顧客サービスの開発を促進し、ビジネス成長に貢献している。
キャピタルマーケッツバンク受賞企業:Societe Generale Securities Services、顧客向けプラットフォーム「MySGSS」
カテゴリー:デジタルエコシステムトランスフォーメーション
概要:SGSSは競合他社との差別化を図るため、顧客体験の変革プログラムを実施した。当プログラムの目的は、さまざまな目標を達成することにより顧客体験を向上させることであった。その目標とは、リアルタイムでの案件追跡による顧客とのやり取りの効率化、即時通知による運用上の緊急事態の積極的な管理、プロセス追跡による新規ビジネスのオンボーディングの促進、ドキュメントの共有・アクセスのための一元的な場所の提供、ユーザーアクセス権の管理の実現、パフォーマンスレポートとステータス更新による顧客管理のサポート、例外事由を含む取引決済ステータスの顧客への可視化などである。このプラットフォームによってSGSSは顧客と継続的にやりとりできるようになり、顧客ニーズへの理解を深め、解決すべき問題の優先順位を付けることができている。
キャピタルマーケッツバンクのケーススタディ&ビデオ:Societe Generale Securities Services