米国以外の銀行に最適な勘定系ソリューション
Abstract
現在、米銀の海外支店やプライベート・バンク、そして米国以外の銀行が持つ独特の勘定系システムに対するニーズに、欧州やアジアのベンダーが対応し始めています。
勘定系システムに対する要件は、米銀と、その他の銀行との間に大きな差異があります。米銀の海外支店、プライベート・バンク、そして米国以外の銀行は、米銀の勘定系システムでは対応できない独自の要件を持っています。現在、このニーズに応えているのは主に欧州やアジアの勘定系システムベンダーです。セレントの最新レポート「米国以外の銀行に最適な勘定系ソリューション」は、米銀の海外支店、ユニバーサル・バンク、プライベート・バンク、米銀以外のリテール・バンクなどが必要とするマルチ言語/通貨機能を備え、米国銀行が取り扱わない商品にも対応可能なシステムを幅広く取り上げ、評価しています。
「国際的な銀行の業態は、米銀とは全く異なります。例えば、海外支店は企業や個人顧客のニーズに対応する能力は必要でも、国内市場で展開する時のような規模は必要ありません。この点は米銀よりも欧州やアジアの銀行のほうが優れており、ニーズに対応できる勘定系システムを備えています」と述べるのは、レポートの執筆者でセレント銀行プラクティスのシニアアナリストであるバート・ナーターです。
本レポートは、セレントの勘定系ソリューション・シリーズの第6弾です。2006年4月に発行されたシリーズ最初のレポート「懸念要因の克服:銀行勘定系システムのマイグレーション」では、勘定系システム市場の概要と北米銀行のケーススタディを紹介しました。その後、「大手銀行の勘定系ソリューション」(2006年5月)、「中規模銀行向けグローバル勘定系ソリューション」(2006年7月)、「小規模銀行向け勘定系ソリューション」(2006年8月)、「融資業務を巡るグローバルトレンドとサポートシステム」(2007年1月)とこれまで5本のレポートをシリーズとして発行しています。
今後発行する予定のレポートは次の通りです。
• 勘定系ソリューション: 米国市場の展望
• 勘定系ソリューション: グローバル市場の展望
• 新たな勘定系システムに移行する欧州銀行のケーススタディ
本レポートは、16図と23表を含む全59ページで構成されています。