膨大なデータ:コーポレートバンキングのデータ・トランスフォーメーションにおけるリスクおよびデータ戦略の策定・実施における課題を認識する
2022/08/12
Abstract
バンキングは最もデータ集約的な産業の1つであり、顧客エクスペリエンス、銀行業務、サービスのあらゆる面にデータが織り込まれている。銀行はこれまで、保有するデータからより多くの価値を生み出すことを目指してきたが、多くの場合、期待に応えられていない。その結果、コーポレートバンキングは膨大な量のデータをフルに活用するチャンスを逃すリスクを抱えている。その理由は恐らく、データがビジネスの一部として浸透しているため、期待されている価値の大胆な変化を引き出すことが難しいからであろう。
文化的・技術的な問題により、多くの銀行はこの貴重な資産を収益化する機会を逸している。コーポレートバンキング企業がビジネスデータ戦略を策定する際、バンカーはリスクとその兆候を理解し、進展を妨げる課題に対応する必要がある。
本レポートは、2回シリーズの第1弾である。