ボードルーム・シリーズ:グリーンITと収益性は両立するか?
2009/11/03
キャサリン・スタッグ・マーシー
Abstract
毎月発行予定のこのシリーズは、保険会社が直面している課題について調査し、取締役会による「難しい質問」への対応に備える経営幹部をサポートします。各質問につき、隠された問題点についてセレントの見解を述べ、保険会社の効率的な対応策を具体的に示します。
本シリーズの第4回目は「グリーンITと収益性は両立するか?」です。「グリーン(環境に配慮すること)」はリーン経営のベストプラクティスの原則であり、現在のような景気後退期には共感を得られるメッセージです。これに取り組むにあたっては、情報処理能力を高めてコストを削減することが中心課題となります。グリーンITのメリットは単にビジネス価値にとどまるものではありません。今後は消費者の関心が高まり、規制も厳格化し、企業はグリーンITに向けたプログラムや戦略を導入せざるを得なくなっていくと思われます。今の時点でグリーンITの方針を採用しておけば、将来の調整がより容易で低コストになるでしょう。
「組織のグリーン化には現在、多様なアプローチがとられていますが、これは今後数年で変化するでしょう。法規制、消費者意識、燃料価格など、さまざまな要素が関連し、環境対策への関心、投資はますます増大していくでしょう」とセレント保険グループのシニアアナリストであり、本レポートを執筆したキャサリン・スタッグ・メーシーは述べています。は述べています。
ボードルーム・シリーズは従来のセレントレポートとは異なり、現在注目されている問題について、経営幹部レベル向けの短いサマリー形式になっています。