2015年 損害保険金請求システムの導入動向と今後の展望:アジア太平洋編
2015/07/30
孔慶順
Abstract
アジア太平洋地域における損害保険会社向け保険金請求システムの販売件数は、2014年半ばから16年半ばにかけても急速な増加が続くでしょう。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | アジア太平洋における損害保険保険金請求システムの市場トレンドは? |
2 |
この市場で導入件数を伸ばしているのは? |
3 | 損害保険向け保険金請求システムの市場規模は? |
本レポートはアジア太平洋地域の保険金請求システムの新規導入動向について、ベンダー12社から入手した過去2年間の販売データに基づいて、2014年半ばから16年半ばまでの新規成約動向を予測しています。
ベンダーの保険金請求システムは、中小保険会社に採用されるケースが増えています。ここ数年、中小の損害保険会社の間では保険金請求システムの現代化に対する関心が高まっています。
「保険金請求システムを手掛けるベンダーは少数にとどまっています。ところが、最近アジア太平洋地域では、既存の保険契約管理システムとの関連性がなくても導入可能な保険金請求システムを提供するベンダーが増えてきています。こうしたトレンドを背景に、今後は独立型システムの導入件数が増加するとみられます」とセレントのアジア金融サービスグループのアナリストでレポートの共著者である孔慶順は述べています。