2021年のニューノーマル:「生き残り」から「繁栄」へ
2021/11/14
セレントは、日本とAPACの金融業界におけるパンデミックインパクトを把握するため、金融機関、ITベンダーを対象にオンラインサーベイと個別インタビューを継続的に実施しています。本稿は、2021年8月までに実施したサーベイ「パンデミック後の世界におけるITの優先順位」の結果と分析を通じてニューノーマルへのIT適応におけるインサイトと含意、そして推奨を提供します。
Key research questions
- ビジネスゴールはどのように変化したか?
- IT予算はどのように変化したか?
- ニューノーマルへのIT適応において最優先は?
Abstract
前回、2020年7月時点のサーベイ含意は、「先進的な金融機関は既にニューノーマルへの適応に向けたITロードマップの更新を開始している」でした。
今回、パンデミックから1年を経過した日本とAPACでの調査結果を、セレントは「“生き残り”から“繁栄”へのギアチェンジは鮮明」と総括します。金融サービスと金融ITの各社では、ITをイネーブラーに「ITでビジネス組織を変える取り組み」が始まっています。