生命保険会社は引受ルールを書き直している
2023/03/24
引受データ/ ツール/ テクノロジーの利用拡大
Abstract
セレントはこのほど、「新規契約・引受システム:北米生命保険編」と題したレポートの中で、北米の生命保険会社向けに販売されている保険引受システムのレビューを発表した。この中で、コロナ禍とデジタル化によって、保険会社、ベンダー、再保険会社が過去2年間に行った引受業務の変化について取りあげた。その中には、代替データソースの利用や自動引受ソリューションの利用増加などが含まれている。保険会社の視点から見たこれらの変化について詳しく知るため、セレントは米国の保険引受部門を対象に調査を行った。この調査では、保険会社が引受プロセスにおいて新しいツールやテクノロジーを使用しているか、または使用する予定があるかについて尋ねた。本レポートは調査結果をまとめたものである。
引受部門が以下4つのカテゴリーで、どのようにツールやテクノロジーを使用しているか、または使用しようとしているかを調査した。
- 医療:医療情報局(MIB)、医薬品(Rx)、電子カルテ、医療請求、検査記録、デジタルバイオマーカーなど
- 行動:自動車記録(MVR)、信用データ、ソーシャルメディアデータ、消費者行動追跡、申込完了分析など
- テクノロジー:引受ダッシュボード、引受ルール・エンジン、コンピューター・ビジョン、光学式文字認識など
- 高度なデータツール:多変量死亡率モデル、予測モデルなど